目標を達成する目標達成の秘訣

目標を達成する目標達成の秘訣

仕事や人生は、目標を立てることで、はじめて、目標を達成するために動き始めることができます。しかし、せっかく目標を立てても、目標達成できずに、挫折してしまう方も少なくないため、目標達成するすごいシートを探している方もいるかもしれません。そんな、目標達成できないと嘆いている方にチェックしてほしい、目標達成の秘訣は、次の２点です。

この2点について、詳しく説明していきます。

目標達成するための目標達成できる課題とは

「１．目標の立て方が間違っている」というのは、具体的に言うと、目標達成できるような課題を立てられていないということです。例として、「プロ野球選手になりたい」という目標を立てたとしても、すでに40歳であれば、かなり困難です。また、「結婚したい」という目標を立てたとしても、あまりも漠然としているため、いつまでに、どのような人と結婚したいかが曖昧なため、目標に近づけているかどうか、把握することができません。

達成できる目標を立てるためには抑えるべきポイントは５つあり、５つのポイントのアルファベットの頭文字を取って「SMARTの法則」としてまとめられています。「SMARTの法則」とは、次の５点のことを指します。

SMARTの法則に従って、5つの要点を満たす目標を作ることができれば、達成可能な目標を立てることができますし、どの程度達成できているかを測ることもできます。例えば、先程の「結婚したい」という目標を、ある程度達成可能な目標にするなら、まずは「たくさんの女性と知り合う」という目標に再設定し直し、次のように、SMARTの法則を取り入れます。

こうすると、かなりリアリティのある、達成できそうな目標になってきます。さらに、目標が達成できているかどうかの進展度も、計測可能になります。同じように、先程の「40歳だけどプロ野球選手になりたい」という目標も、社会人リーグや独立リーグの野球選手であれば達成可能なこともあります。実際、お笑い芸人の「そうすけ」さんは、40歳で四国アイランドリーグの愛媛マンダリンパイレーツに入団し、その記録を、著書『最速123キロ、僕は40歳でプロ野球選手に挑戦した』の中に、まとめています。さらに目標の範囲を、野球選手だけでなく、野球関連の職業や、趣味にまで広げれば、さらに達成可能な目標の選択肢も増えます。

なお、SMARTの法則を使うときに大切なのは、目標をきちんと数値化するということです。しかし、目標というのは、実際には、数値化のしやすさにより、次の2種類があります。

数値化しやすい「定量目標」の例としては、「残業時間を月10時間以内にする」「半年以内に売上を50％伸ばす」など、数字で表すことのできる目標です。一方、「定性目標」は、目指す目標を質として表すため数値化しにくく、定性目標の例としては「新規事業を開拓する」「コミュニケーション技術を向上する」といった、数字で表しにくい目標になります。

しかし、数値で表されていない目標は、目標達成にどれだけ近づいているかわかりにくいため、どのような行動を取ればいいかも、なかなか見えてきません。そのため、定性目標であったとしても、次のように、なるべく数値化するようにしましょう。

また、「マンションを買う」という目標があった場合も、数値化して「マンションの頭金を1,000万貯める」という目標にすれば、達成度合いを把握しやすくなります。さらに、「いつまでに」という期限もなるべく区切って数値化し、「10年後までに、マンションの頭金を1,000万貯める」と目標を設定しておけば、1年で100万円貯めればいいことが分かります。

目標達成するための目標達成方法とは

「２．目標の達成の仕方に無理がある」というのは、具体的に言うと、目標をきちんと決めていても、具体的な行動にまで落とし込めていない、ということです。目標というのは、立てて終わりというわけではありません。しかし、ほとんどの人は、目標を立てた時点で終了していまい、具体的な目標達成方法までは考えません。例として、「１年の計は元旦にあり」と言われるように、毎年、新年に１年間の目標を立てたり、誕生日に、その年齢での新しい目標を宣言する方も多いと思います。しかし、多くの人が新年や誕生日の目標を達成できないのは、目標を達成しただけで、終わりにしてしまうからです。

先程の「10年以内にマンションの頭金を1,000万円貯める」という目標も、目標を立てたままだと、どのような行動を取ればいいのか分かりません。しかし、次のように具体的な行動を書き出してみると、目標達成方法も見えてきます。。

そのため、目標を達成するには、必ず、目標を達成するための行動を書き出すようにしましょう。といっても、目標を達成するための行動を思うままに書き出すように言われても、いろいろありすぎて難しいものです。そんな方におすすめなのが、「最強の目標達成シート」と言われる、「マンダチャート」や「マンダラート」と呼ばれる目標達成シートを活用する方法です。

マンダチャートは、一般的には、９×９のマスを用いて作ります。まず、真ん中に目標を書き、その目標を達成するための８つの要素をその周囲に書きます。さらに、その８つの要素それぞれを達成するための行動を、周囲に書いていきます。例えば、先程の「たくさんの女性と知り合う」という行動であれば、次のようにマンダラチャートを作ります。

「目標達成シート」であるマンダラチャートは、プロ野球選手の大谷翔平さんが使っていたことが明らかになり、一躍、有名になりました。大谷翔平さんは、現在25歳ながら、日本最高球速記録保持者であり2016年には165km/hの珠を投げ、2018年からはアメリカのメジャーリーグで活躍しています。その大谷翔平さんも、高校１年生のとき、目標達成のためにマンダラチャートを用いていました。

なお、一般的なマンダラチャートは、先程の例の「たくさんの女性と知り合う」で作ったように９×９マスで書き出し、大谷翔平さんも９×９マスでマンダラチャートを作成しています。しかし、９×９マスで書き出すのは大変ですから、普通に使う分には、真ん中の３×３のみ用い、目標達成のための要素を書き出すだけでも構いません。要素を書き出すだけでも、具体的な行動が見えてくるようになります。

目標達成の方法をしっかり身につけておけば、今後の人生も大きく変わってきます。この記事を読んでいる人の中には、職場の上司に言われて、仕方なく仕事の目標を作っている人もいるかもしれません。しかし、目標というのは、仕事だけでなく、今後の恋愛や子育て、健康、老後の生活にまで役に立つものですから、これを機会に、正しい目標の設定方法と、目標達成方法をマスターしておくと、いいかもしれません。