可愛がられる人の特徴

可愛がられる人の特徴

可愛がられる人の特徴を知ることは大切です。というのも、「可愛げがある人」は、無敵だからです。可愛げのある人は、同性・異性を問わず、さらに年齢や立場の上下も超えて、誰からも好かれます。ちょっと失敗しても笑い話で済ませてくれ、大失敗をしても応援してくれます。そのため、可愛げのある人は、得な性格で、逆境にも強いといえます。可愛げのある人の例としては、有名人でいうと、豊臣秀吉や田中角栄も、可愛げのある人としてで有名です。田中角栄などは、周りの人から「なんなんだろう、あの魅力的なカリスマジジイは」と言わしめていました。

「可愛げがある」といのは結局は、持って生まれた資質によるところが大きいですが、「可愛がられる人のように振る舞うこと」は、誰でもできます。「可愛がられる人のように振る舞う」ためには、次の特徴を意識するようにしましょう。

  • 素直
  • 律儀

「素直」な人であれば、邪神・エゴがないため、反対しても嫌われません。むしろ、「可愛いやつだ」と目をかけられます。また、素直な人は、納得したら、疑うことなく・熱心に・しゃにむに行動できます。このような特徴は、仕事のできる大物の上司や社長の、若い頃に共通している点でもあります。例えば、東証一部上場まで果たした経営者の、若い頃のエピソードとして、次のようなものがあります。

  • 入社して、意に沿わない部署に配属されたとき:上司に「やる気にならないんですよ。仕事ってなんなんでしょう?」という仕事への疑問を、素直に聞いてしまう
  • 定例会議に出るようになったとき:社長に「それはどうことですか?」と、素直に聞いてしまう

このようなエピソードの状況のとき、周囲の人はビクビクものでしたが、本人は当然のことと思っており、全く平気でした。そして、仕事への疑問が解決した後は、熱心に働いて、どんどん出世していきました。また、社長の覚えもよくなり、最終的には、その会社のバックアップを得て、独立するまでに至り、経営者となりました。そして、その経営者も、現在、人を雇うとしたらどんな人を雇うか尋ねられると、「やっぱり、素直な奴だね。それくらいしかないんじゃないかな?」と言わしめるほど、「素直」というのは、可愛がられるための重要なファクターです。

「律儀」な人であれば、立身出世や見返りなどを求めず、ひたすら働いて、上司や会社や人のために働く人だと受け取られるため、「滅私奉公の人」と受け取られます。そのため、上の立場の人から見ると、「我欲がなく、勉強熱心で、率直ながんばり屋」と見られ、とても好ましく、可愛らしく映ります。律儀な人の具体的な行動としては、次のようなものがあります。

  • 会ったら、すぐお礼の手紙を出す
  • 時候のあいさつを欠かさない
  • ホウレンソウ(報告・連絡・相談)を徹底する
  • 受けた恩は、必ず返す

さらに、人の気づかない細々したところまで配慮できれば、律儀と受け取られ、「可愛げ」と思われます。こうゆう律儀な方は、特に大物の心に強く響き、大物の方が、ついつい応援したくなったり、育ててあげたいと思ったり、力になってやろうと考えてしまいます。

可愛がられない人の特徴

可愛がられる人の特徴とは対照的な、可愛がられない人の特徴も理解しておくと、自分の行動を見直すことができます。可愛がられない人の特徴というのは、次のような言動です。

  • 人の気持が分からず、頭脳ばかり優秀な人がよくやりそうな、合理主義的・個人主義的手法
  • スタンドプレーで、利己

「合理主義的・個人主義的手法」という、可愛がられない人の特徴とは、具体的な行動で言うと、次のようなものになります。

  • 必死になって、自分の有能さを示そうとする
  • 反発ばかりすることで、自分を認めさせようとする
  • 不合理なことが起こると、無駄に徹底的に闘う

合理主義的・個人主義的手法のモデルとしては、イメージだと、ホリエモンこと、堀江貴文さんのような方です。ホリエモンは、個人主義者でありながら成功している、ごく稀な方ですが、あなたが特殊な選ばれた人間でない限り、ホリエモンと同じ方法で成功するのは困難です。また、ホリエモンのような、合理主義的・個人主義的手法は、特に日本の土壌には合いません。合理主義的・個人主義的な方は、上の立場の方や、大物からは嫌われることの方がずっと多いです。そのため、本人は合理主義的だと思っている手法が、結局のところ、実際は、非合理的となっていることも多く、自分で自分の首を締めているようなことが、結構、あります。

「スタンドプレーで、利己」という、可愛がられない人の特徴の反対となるのが、「チームプレーで、利他の精神」です。ただし、チームプレーといっても、何事にも人の言う通りになる「イエスマン」は、無能の烙印を押されてしまい、可愛がられません。本当のチームプレーでは、言うべき意見は、立場に関係なく、きちんと言う必要があります。ただし、チームプレーできる人は、意見を言うときのベースに、我欲のない積極性があり、常に、会社の仕事や、他人のためにいいと思うことを意見できる人です。このような、我欲lのない積極性を持つ人が、可愛がられます。また、利他の精神とは、チームプレーよりさらに進んで、我が身を犠牲にするほどの心を持って、接することです。利他の精神を持っていれば、あなたの上司や大物は、あなたを可愛がってくれ、あなたに報いてくれる可能性が高くなります。

最後に、可愛がられるためのツボは、次のようなものですので、再チェックしてみましょう。

  • 愛嬌を身につける
  • 素直な聞く耳を持ちつつも、自分の考えも持つ
  • 逆らうのではなく、公正に意見を述べる
  • 他人に対し、共感する・認める・評価する
  • 人を大切にし、恩を忘れない
  • 太鼓持ちのように「座持ちがいい(場を盛り上げられる)」
  • とにかく律儀に行動する

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