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ToDoアプリのおすすめ
ToDoアプリのおすすめを選ぶときのコツは、「スマホとパソコンの両方で使えるものを選ぶ」ということです。スマホやiPhoneのアプリのランキングだけでToDoアプリを選んでしまうと、パソコンで使えず、後で困ることがよくあります。ToDoデータの管理や編集は、最終的にはパソコンで行う方が便利です。もしパソコンでToDoを管理できれば、パソコンで書類作成を行った後、すぐにパソコン上からToDoリストを削除することもでき、スムーズです。そのため、ToDoアプリを選ぶときは、必ず、スマホ・iPhone・パソコンの全てで使えるサービスを選ぶようにしましょう。
なお、「ToDo」とは、次のような意味と同じものです。
ToDo | やるべきこと | タスク管理 |
そのため、「ToDo」のアプリを探していてもいいものが見つからない場合は、「タスク管理」のアプリも検索してみると、いいものが見つかることがあります。「ToDo」も「タスク管理」も、どちらも「やるべきこと」をメモしておく機能のことです。
ただし「ToDoアプリ」や「タスク管理アプリ」が、ただのメモ帳アプリと異なる点は、締切が近づくと通知してくれたり、繰り返し表示してくれる「リマインド機能」がある点で、「リマインド機能」を重宝しているビジネスマンも多くいます。そのため、事業家で仕事の仕組み化の第一人者でもある「泉正人」さんは、「リマインド機能」を強化して、期日が来るとメールで通知してくれるToDoソフトを自社開発して使用しています。しかし、一般人には、ソフトの自社開発はハードルが高いため、業者が提供しているToDoサービスを利用するようにしましょう。
ToDoアプリのおすすめ:職場用か、個人用か
ToDoアプリを選ぶときは、スマホでもパソコンでも使えるアプリを選びます。そして、さらに、職場内のグループで使うか、個人で使うかにより、次のように選択が異なってきます。
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「職場内のグループでToDoアプリを使う」場合は、カレンダーの共有機能や、ToDoタスクの共有機能など、ビジネスツールがオールインワンになった「グループウェア」と呼ばれるものを使います。例えば、あなたが会社の経営者であったり、職場の責任者や管理者ならば、スケジュールやタスクを共通で管理でき、変更があればすぐにみんなが知ることのできる「グループウェア」を使う方が便利です。グループウェアは、有料サービスになり、メンバー1人につき1ヶ月500円~1,000円程度かかりますが、その分、セキュリティにも優れていて、メッセージ機能や掲示板機能など、グループで情報共有するサービスがたくさん含まれています。そのため、小集団での円滑なコミュニケーションやプロジェクト管理を行うためには、必須のツールです。
「個人でToDoアプリを使う」場合は、一般的によく知られている、無料のToDoアプリを使えば問題ありません。
ToDoアプリのおすすめ:1.有料グループウェア
ToDoアプリの含まれている有料グループウェアで、有名でおすすめなものは、次のものがあります。
1.G Suite |
Google提供。ToDoアプリは「Google ToDo」で、パソコン版の名称は「Google Tasks」。ToDoリストの共有機能あり。 |
2.Office 365 |
マイクロソフト提供。ToDoアプリは「Microsoft to do」。メールソフトのOutlookでもタスク管理できるが、Microsoftは現在、ToDoソフトとして「Microsoft to do」を押している。ToDoリストの共有機能あり。 |
3.サイボウズ Office |
国産サービス。国内中小企業でのシェアNo.1。国産アプリだけあって、ビジュアル的に見やすい。ToDoリストもあるが、ToDoリストの共有機能はない。 |
安定性を考えるなら、世界中で使われている「G Suite」か「Office 365」の2択になります。なお「ToDoアプリ」の性能だけで見ると「Google Tasks」よりも「Microsoft to do」の方が、使い勝手がいいです。「Google Tasks」は、2019年のバージョンアップで表示領域が狭くなってしまい、使いにくくなってしまいました。しかし、トータルで考えると、「G Suite」の方が軽快なのでおすすめです。ただし、WordやExcelも同時に契約しておきたいなら「Office 365」でまとめてしまった方が、導入コストは安く済むため、「Office 365」を選択しましょう。
もし、中小企業などで導入するなら「サイボウズ Office」の方が、ビジュアル的に見やすいため、サイボウズの使用を検討しましょう。国産サービスならではの独自システムも多いため、使いこなすまでには時間がかかるかもしれませんが、慣れると手放せなくなります。
この他、変わり種としては、LINEの会社が出している有料グループウェアの「LINE WORKS」というものもあります。「LINE WORKS」の場合は、「タスク管理」がToDo機能に該当します。グループウェアのサービスは、LINEを含め、様々な会社が提供していますが、小規模なサービスほど、アプリ版とPCの連携が悪かったりします。また、あまりマイナーなサービスを選ぶと、サービス終了したときのデータの移行も大変です。そのため、グループウェアを選ぶ場合は、なるべくメジャーどころから選ぶようにしましょう。
ToDoアプリのおすすめ:2.無料アプリ
パソコンでも使える無料アプリのToDoアプリで、有名でおすすめのものには、次のものがあります。
1.Google ToDo |
Google提供。パソコン版の名称は「Google Tasks」。 |
2.Microsoft to do |
マイクロソフト提供。 |
3.Outlook |
マイクロソフト提供。メールソフト(メーラー)だが、タスク管理機能あり。しかし、マイクロソフトは、ToDoソフトには「Microsoft to do」を推奨。 |
4.Any.do | 海外アプリ。老舗のToDoアプリ。 |
5.Wunderlist | 海外アプリ。老舗のToDoアプリだが、マイクロソフトに買収され、Microsoft to do開発のための肥やしとなった。 |
6.Remenber The Milk (RTM) |
海外アプリ。老舗のToDoアプリ。 |
パソコンでも使えるToDoアプリで考えると、ほぼ「Google ToDo(パソコン版の名称はGoogle Tasks)」と「Microsoft to do」の2強になります。それぞれのメリット・デメリットは次の通りです。
Google ToDo | Microsoft to do | |
メリット | 軽い。カレンダーとの連携が良い。 | 全画面表示できる。 |
デメリット | 全画面表示できない。 | やや重い。いろいろ使いこなすには有料の「Office365」が必要。 |
2018年までは、パソコンで全画面表示もできる「Google ToDo」が最強でしたが、2019年以降はパソコンで全画面表示できなくなったため、ToDoを管理しにくくなりました。そのため、Todoアプリだけで見ると「Microsoft to do」の方が秀でています。
ただし最近は、「ToDo」をカレンダーに表示させて、タスクと日付を関連付けて管理する方法がメジャーになってきています。カレンダー機能との連携という意味では「Google ToDo と Google カレンダー」の組み合わせの方が、「Microsoft to do と Outlook」の組み合わせよりも使いやすいため、トータルで考えると、現在でも「Google ToDo」が最強です。そのため私も、「ToDoアプリ」には「Google ToDo」を使用しています。
そのため、まずは「Google To Do」を使用してみて、使い勝手が悪いと感じたら、他のサービスも試してみるのがいいかもしれません。Google To Doは、もちろんパソコンで管理できるため、他のサービスに移行したくなったときも、パソコン画面からコピペして移せばいいだけなので、簡単です。